SolidWorksのギア合致についてお探しですね。

広告

SOLIDWORKSで機械を動かそう!メカニカル合致の使い方ガイド

SOLIDWORKSでアセンブリを作るとき、部品をただ組み合わせるだけじゃなくて、実際の機械みたいに動かしてみたいと思ったことはありませんか?この記事では、「メカニカル合致(機械的な合致)」という機能を使って、ギアやカム、ユニバーサルジョイントなどを思い通りに動かす方法を分かりやすく説明していきます。

普通の合致では難しい複雑な動きも、ポイントさえ押さえれば意外と簡単に設定できるので、ぜひ設計の確認やプレゼンに活用してみてください。

メカニカル合致って何?普通の合致とどう違うの?

SOLIDWORKSの「メカニカル合致」は、歯車が噛み合ったり、カムが押し上げたりといった、実際の機械の動きを3D上で再現できる便利な機能です。

普段よく使う「一致」や「同心円」などの標準合致は、部品の位置を固定したり、単純に回転やスライドさせたりするためのものですよね。

それに対してメカニカル合致は、ある部品の動きに連動して別の部品が動くように設定できるんです。

つまり、より本物の機械に近いシミュレーションができるようになります。

ただし、メカニカル合致を使うときに大事なのが、普通の合致と組み合わせて使うということ。

メカニカル合致だけで全部やろうとすると、部品が変な方向に飛んでいったり、エラーが出たりすることがあります。

まずは標準合致で、部品が動く軸や面をしっかり固定して、余計な動きができないようにしておきましょう。

その上で、最後の仕上げとしてメカニカル合致を追加するという順番でやると、エラーの少ない安定したアセンブリが作れます。

それから、メカニカル合致を設定した後は、必ず「干渉認識」ツールで部品同士がぶつかっていないかチェックする習慣をつけてください。

画面上では問題なく動いているように見えても、実際には歯車が食い込んでいたり、部品が突き抜けていたりすることがあるんです。

正しい手順で合致を設定して、干渉チェックまでしっかりやれば、設計の質がグッと上がりますよ。

ギア・ラックピニオン合致の設定方法とコツ

歯車同士を連動させるギア合致は、メカニカル合致の中でも特によく使う機能です。

この合致の良いところは、実際に歯車の歯を細かく作ったり、歯と歯をピッタリ合わせたりする必要がないこと。

ただの円柱の部品でも、それぞれの回転軸や円筒面を選んで、比率(歯数やピッチ円の直径)を入力するだけで、簡単に連動した回転を再現できます。

しかも回転軸は平行じゃなくてもOK。

ベベルギアみたいに直角になっていても、斜めになっていても問題なく設定できます。

ラックピニオン合致も同じように、実際の歯を作らなくても直線運動と回転運動を連動させられます。

設定するときは、まず直線に動く「ラック」の部品のエッジ(ピッチ線)を選んで、次に回転する「ピニオン」の円筒面や円形のエッジ(ピッチ円)を選びます。

ピニオンのピッチ円直径は自動で入力されますが、必要に応じて変更することもできますし、ピニオンが1回転したときにラックが何ミリ動くかを直接入力することもできます。

これで、設計意図に合った正確な動きのシミュレーションができるんです。

ギア合致やラックピニオン合致を設定するときに気をつけたいのが、最初の位置決めです。

合致を設定した瞬間から連動が始まるので、事前に標準合致で一時的に位置を固定して、歯車同士がぶつからないきれいな位置関係を作っておくのがおすすめ。

連動関係ができたら、一時的な固定合致を抑制するか削除すれば、スムーズで干渉のない滑らかな動きが実現できます。

カム合致を思い通りに動かすためのポイント

カム合致は、回転するカムの形に合わせて、カムフォロワー(従動する部品)を上下や左右に連動させる機能です。

この合致を正しく設定するには、カム側の形状にちょっと厳しい条件があります。

具体的には、カムの輪郭を作っている面が全部滑らかにつながっていて、閉じたループになっている必要があるんです。

最近のSOLIDWORKSなら、面を一つ選ぶだけで滑らかにつながった面を一気に認識してくれるので、選択の手間はだいぶ楽になりました。

でも、モデリングの段階で角が尖っていたり、滑らかなつながりが崩れていたりすると、合致エラーの原因になるので注意が必要です。

カムフォロワーとして選べるのは、円筒面、平らな面、または頂点のどれかです。

実際の機械設計では、ローラー型のフォロワーを使うことが多いので、円筒面を選ぶのが一般的でしょう。

このとき、カムフォロワーがカムの面に常に押し付けられている状態を保つには、フォロワーの動く方向を標準合致でしっかり制限しておく必要があります。

例えば、スライドピンが特定の穴の中だけで動くように「同心円」で固定してから、カム合致を追加するという流れになります。

また、カムの動きをシミュレーションすると、思ったよりフォロワーが飛び跳ねるような動きをすることがあります。

これは、カムの曲線が急に変化する部分で起きやすい現象です。

滑らかな動きを実現するには、モデリングのときにスプライン曲線を使ってカムの輪郭を作るか、適切なR(フィレット)をつけて急激な加速度変化を抑える工夫が必要です。

合致の設定自体はシンプルですが、事前のモデリングの精度が動きの質を大きく左右する合致だと言えますね。

ユニバーサルジョイント・ヒンジ合致の使い方と注意点

ユニバーサルジョイント(自在継手)の合致は、角度がついた2つの軸の間で回転を伝える仕組みを再現するときにとても便利な機能です。

設定はすごくシンプルで、伝える側と受ける側の2つの円筒面または軸を選ぶだけで完了します。

複雑な設定値は必要ありませんが、ユニバーサルジョイントの特性上、入力軸と出力軸の交点(ジョイントの中心)が正しく一致している必要があります。

事前に標準合致の「一致」などを使って、部品同士の中心位置を正確に合わせておくことが、エラーなくスムーズに回転させるための必須条件です。

ヒンジ合致は、ドアの開け閉めの動きなどを再現するときに重宝します。

技術的には標準合致の「同心円」と「一致」を組み合わせたものと同じなんですが、ヒンジ合致を一つ設定するだけで回転の自由度だけを残した状態が作れます。

さらに便利なのが、ヒンジ合致では「回転角度の制限」を同時に指定できること。

**ヒンジ合致で指定できる主な制限**
– ドアが完全に閉じた状態の基準角度
– ドアが開く最大角度の制限
– ドアが開く最小角度の制限

このように、回転する範囲を一つの合致で全部設定できるので、アセンブリのツリー(履歴)をスッキリ保つことができます。

ただし、角度の制限を設定するときは、面の表裏の認識に注意が必要です。

SOLIDWORKSが面の表裏を間違えて認識していると、指定した角度とは逆の方向に部品が動いてしまったり、合致が反転してエラーになったりすることがあります。

もし意図しない方向に動く場合は、合致の設定画面で「合致整列」の反転オプションを切り替えて、正しい向きに修正してから動作確認をしてみてください。

広告