SolidWorksのパターン化についてお探しですね。
広告
SolidWorksのパターン機能まとめ!直線・円形・スケッチ駆動でフィーチャーを複製
SOLIDWORKSで同じ形のボスや穴をたくさん作るとき、ひとつひとつスケッチを描いて押し出したりカットしたりしていませんか?そんな面倒な作業を一気に解決してくれるのが、SOLIDWORKSのパターン機能なんです。
この記事では、代表的なパターン機能の使い方から、アセンブリでの便利な応用テクニックまでじっくり解説していきます。
パターン機能を使いこなせば、設計時間がぐっと短縮できて、あとから変更するときも楽々。
柔軟な3Dモデルが作れるようになりますよ。
SOLIDWORKSのパターン機能って何?モデリングが劇的にラクになる理由
SOLIDWORKSのパターン機能というのは、決まったルールに従って、指定した形状(フィーチャー)や面、ボディを自動的にコピーして並べてくれる機能のことです。
機械設計や製品デザインでは、ボルト穴や放熱用のスリット、滑り止めのリブなど、同じ形を等間隔でたくさん配置する場面がよくあります。
これを全部手作業でやっていたら、とんでもなく時間がかかりますし、あとから寸法や個数を変えたいときの修正作業も大変ですよね。
パターン機能を使う最大のメリットは、元になる形状(シードと呼びます)を一箇所直すだけで、コピーされた全部の形状に変更が反映されることです。
例えば、元の穴の直径を5mmから6mmに変えたら、パターンで作った数十個の穴も全部まとめて6mmになります。
これって設計変更にめちゃくちゃ強いですし、ミスの防止にもつながるんです。
しかもSOLIDWORKSには、ただ直線や円周方向にコピーするだけじゃなくて、複雑な曲線に沿って配置したり、座標を指定してピンポイントに配置したりと、いろんなパターン機能が用意されています。
対象も、フィーチャー単位だったり、特定の面だったり、ボディ全体だったりと選べます。
作りたい形や設計の目的に合わせて最適なパターン機能を選ぶことが、効率的で綺麗なモデリングへの第一歩になります。
まず覚えたい!3つの基本パターン(直線・円形・スケッチ駆動)
SOLIDWORKSのパターン機能の中でも、実際の仕事で一番よく使うのが「直線パターン」「円形パターン」「スケッチ駆動パターン」の3つです。
**直線パターン**は、1つまたは2つの方向に沿って、等間隔に形状をコピーする機能です。
コピーする数や間隔を指定するだけでなく、「参照アイテムまで」というオプションを使えば、指定した面やエッジまでの間に自動で等間隔に並べてくれます。
パンチングボードの穴や、等間隔に並んだブラケットの穴なんかを作るときに便利です。
**円形パターン**は、円柱の軸や円形のエッジを中心に、放射状に形状をコピーする機能です。
特定の角度ごとに配置したり、「等間隔」オプションで360度の範囲に指定した数だけ均等に並べたりできます。
フランジ部品のボルト穴や、ギアの歯、ホイールのスポークなんかを作るときによく使います。
軸の指定には、一時的な軸や円筒面、円弧のエッジなど、いろんな要素が使えるので柔軟に対応できるのがいいところです。
そして、等間隔じゃない複雑な配置をしたいときに活躍するのが**スケッチ駆動パターン**です。
あらかじめ作っておいたスケッチ上の「点」を基準にして、その座標位置に形状をコピーします。
例えば、基板上の不規則な位置にある電子部品の取り付けボスや、デザイン面でのランダムな装飾パターンなど、好きな場所にピンポイントで形状を配置したいときにすごく便利です。
ただし、参照ジオメトリの点など、スケッチ以外の点要素は使えないので注意してくださいね。
もっと複雑な形を作る!応用パターン機能の使い方
基本のパターン機能だけでもかなり便利ですが、SOLIDWORKSにはもっと複雑なモデリングができる応用パターン機能もあります。
**カーブ駆動パターン**は、2Dや3Dのカーブ(スプライン曲線など)に沿って形状をコピーする機能です。
ただ曲線に沿って並べるだけじゃなくて、カーブの接線方向に合わせて形状の向きを自動で回転させるオプションもあって、チェーンのリンクや曲面に沿った装飾リブなんかを自然な形で作れます。
たくさんの穴を効率よく開けたいときは、**フィルパターン**と**テーブル駆動パターン**が便利です。
フィルパターンは、指定した領域を埋め尽くすように形状を自動配置してくれます。
「穿孔」「矩形」「円形」「多角形」の4種類のレイアウトが選べて、メッシュ状のカバーや通気口の細かいスリットを一瞬で作れます。
テーブル駆動パターンは、基準点からのX-Y座標を表形式で入力して、その座標データに基づいてパターンを作ります。
外部のテキストファイルも読み込めるので、複雑な座標データを持つ穴加工にも対応できます。
さらに高度な機能として、**可変パターン**と**ミラー**があります。
可変パターンは、パターンテーブルを使って、コピーごとに寸法や間隔を少しずつ変化させながら複製できる機能です。
だんだん大きくなる穴や、高さが変わる突起なんかを一つのフィーチャーで作れちゃいます。
ミラーは、指定した平面を鏡にして左右対称の形を作る機能です。
ボディごとミラーリングすれば、対称部品を半分の作業量で完成できて、作業時間が大幅に短縮できます。
アセンブリでもパターンが使える!実務で気をつけたいポイント
SOLIDWORKSのパターン機能は、単品の部品だけじゃなくて、複数の部品を組み合わせたアセンブリでも使えます。
アセンブリでは、部品と同じように直線パターンや円形パターンで構成部品そのものをコピーできます。
さらに、アセンブリならではの便利な機能として**パターン駆動構成部品パターン**があります。
これは、部品側で作ってある穴などのパターン情報を参照して、その穴の配置に合わせてボルトやナットを自動配置してくれる機能です。
穴の数や位置が変わっても、締結部品が自動で追従してくれるので、修正の手間がぐっと減ります。
他にも、**チェーン構成部品パターン**と**構成部品のミラー**があります。
チェーン構成部品パターンは、パスに沿って部品を配置して、自転車のチェーンやキャタピラみたいに、リンク部分が連動して動く機構を作れます。
構成部品のミラーは、単に対称位置に配置するだけじゃなくて、必要なら「鏡に映した反対側バージョンの新しい部品」を派生ファイルとして作ってくれます。
左右勝手違いの部品を効率的に設計・管理したいときにとても便利です。
最後に、実際の仕事でパターン機能を使うときに気をつけたいポイントをまとめておきます。
**複雑な形状はボディパターンを試してみる**
フィレットなんかが入った形状でエラーが出たら、対象をフィーチャーからボディ全体に切り替えてみてください。
計算処理が安定してエラーを回避できることが多いです。
**ジオメトリパターンで動作を軽くする**
単純に形状をコピーするだけなら、パターン設定画面の「ジオメトリパターン」オプションをオンにしましょう。
終了条件の再計算が省略されて、動作がかなり速くなります。
**元のフィーチャーの依存関係に注意する**
元になるフィーチャーが他のエッジや面に複雑に依存していると、パターン化のときに参照を見失うことがあります。
スケッチの拘束条件はできるだけシンプルに保つのがコツです。
こういった設定やコツを状況に応じて使い分けることが、SOLIDWORKSを使いこなすポイントになります。
ぜひ日々のモデリング作業にパターン機能をどんどん取り入れて、設計の効率化を目指してみてくださいね!
広告
