SolidWorksのPack and Goの使い方をお探しですね。

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SolidWorksでファイルをコピーするなら「Pack and Go」が安全で便利!

SolidWorksでアセンブリや部品をコピーしたいとき、普通にWindowsのエクスプローラーでファイルをコピーしてしまって、後から「あれ、ファイルが見つからない!」「リンクが切れてる!」なんてトラブルに遭遇したことはありませんか?3DCADのアセンブリは複数の部品ファイルがつながり合って成り立っているので、適当にファイルをコピーしたり移動したりすると、データが壊れてしまう危険があるんです。

この記事では、関連ファイルを安全にまとめてコピーできる便利な機能「Pack and Go(パックアンドゴー)」の使い方をわかりやすく解説します。

似たような部品を効率よく作る方法から、取引先とのスムーズなデータのやり取りまで、実際の仕事で役立つコツをまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

1. 「Pack and Go」って何?アセンブリをコピーするときに必須な理由

SolidWorksに最初から入っている「Pack and Go」は、今開いているアセンブリや図面に関係するすべてのデータ(部品、サブアセンブリ、解析結果など)を自動で集めて、ファイル同士のつながりを保ったまま別の場所にコピーできる機能です。

完成した設計データを別のプロジェクトで使い回したいときや、指定したフォルダにきれいに整理して保存し直したいときに、とても重宝します。

普通にWindowsのエクスプローラーでアセンブリファイルだけをコピーしちゃいけない最大の理由は、ファイル同士の「つながり(参照関係)」が壊れてしまうからです。

SolidWorksのアセンブリは、各部品ファイルが「どのフォルダにどんな名前で保存されているか」という情報を覚えていて、それをもとに組み立てて表示しています。

だから、エクスプローラーでファイル名を変えたり、保存場所を移動したりすると、アセンブリを開いたときに部品が見つからなくなって、エラーが連鎖的に発生してしまうんです。

Pack and Goを使えば、こうした参照関係が切れる心配がありません。

関連する部品や図面を自動でリストアップして、漏れなく新しいフォルダに保存してくれるので、安全にデータを独立させることができます。

しかも、コピーするときにファイル名を一括で変更することもできるので、元のデータと新しいデータをはっきり区別できて、うっかり元データを上書きしてしまうミスも防げます。

2. Pack and Goの基本的な使い方とファイル名を安全に変える手順

Pack and Goを使うには、まずコピーしたいアセンブリ、またはそのアセンブリを含む図面ファイルを開きます。

次に、画面左上の「ファイル」メニューから「Pack and Go」を選ぶと、専用の画面が開きます。

ここには、アセンブリを構成しているすべての部品やサブアセンブリ、関連ファイルがリストで表示されます。

画面の上のほうには「図面を含める」「シミュレーション結果を含める」「カスタムデカルを含める」といったチェックボックスがあります。

実際の仕事では、3Dモデルと2D図面はセットで扱うことが多いので、「図面を含める」には必ずチェックを入れておくのがおすすめです。

リストに必要なファイルが全部表示されていることを確認したら、次はファイル名の変更作業に進みます。

ファイル名を1つずつ変えたいときは、リストの「新しいファイル名」の欄をダブルクリックして直接入力します。

名前を変えると、その部分が緑色になって、変更が予約されたことがわかるようになっています。

たくさんのファイル名を一度に変えたいときは、「検索/置換」機能を使うと便利です。

・「プレフィックス(接頭辞)の追加」でプロジェクト名などを先頭に付ける
・「サフィックス(接尾辞)の追加」でバージョンや日付などを最後に付ける
・「検索と置換」で古い図番を新しい図番に入れ替える

ファイル名の変更が終わったら、保存先として「フォルダに保存」か「Zipファイルに保存」のどちらかを選んで、実行ボタンを押すだけ。

これで安全なコピー一式の完成です。

3. 似た部品を作るときの時短テクニック「構成部品置き換え」との組み合わせ

Pack and Goは、データのバックアップだけじゃなく、既存のモデルを流用して似たような部品やアセンブリを素早く作るための強力なツールでもあります。

たとえば、直径は同じで長さだけ違う丸棒とか、仕様違いの駆動ユニットなんかを設計するとき、ゼロからモデリングをやり直すのはすごく非効率ですよね。

こんなときにPack and Goで既存部品のコピー(図面付き)を作っておけば、モデルの履歴や使ったコマンドの手順、さらには図面の寸法線や注記といった情報まで、まるごと引き継ぐことができます。

新しいファイルを開いて長さの数値を変えるだけで、モデルと図面の両方が自動で最新の状態に更新されるので、設計時間を大幅に短縮できるんです。

さらに、新しく作った派生部品をアセンブリに組み込むときに「構成部品置き換え」というコマンドを使うと、もっと効率的になります。

普通、アセンブリ内の部品を別のものに入れ替えると、面やエッジの参照先が失われて、合致条件を最初から設定し直す手間がかかります。

でも、Pack and Goで作ったコピー部品は、点や面などの内部情報(エンティティ)が元の部品と完全に一致しているので、置き換えても合致が自動で再計算されて、エラーが出にくいという大きなメリットがあります。

4. 取引先とのデータ共有や古いバージョンで保存するときの活用法

設計したデータを協力会社やお客さんなど外部に送るときにも、Pack and Goは欠かせません。

社内ネットワークで作業していると、標準部品やライブラリのデータが個人のパソコンや共有サーバーのあちこちに散らばっていることがよくあります。

この状態でアセンブリファイルだけをメールで送っても、相手のパソコンにはそれらの部品がないので、正しく開けません。

データを送るときは、Pack and Goの保存先で「Zipファイルに保存」を選ぶのがベストです。

このオプションを使えば、散らばっているすべての関連部品と図面が1つのZipファイルにまとめられます。

相手はそのZipファイルを解凍するだけで、リンク切れなしで完璧に再現されたアセンブリ一式を見ることができます。

また、最新のSolidWorks(2024以降)では、古いバージョンのファイル形式で保存できる機能が追加されました。

この新機能とPack and Goを組み合わせると、関連データを全部集めた上で、2023形式や2022形式といった2バージョン前までの形式に変換して一括保存できます。

これなら、取引先が古いバージョンのSolidWorksを使っていても、安全でスムーズに設計データを渡せます。

日々の設計業務を円滑に進めるためにも、Pack and Goの仕組みをしっかり理解して、最大限に活用していきましょう。

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